四十肩・五十肩の原因
五十肩や四十肩は、残念ながら医学的には原因がつかめていないのが現状です。
一般的な説としては、肩の関節の周囲に炎症が起こり、組織の癒着などによって痛みや動作の制限が起こるのではないかと見られ、医学的には「肩関節周囲炎」として診断されることが主です。
肩関節周囲炎
病気の原因ははっきりしませんが、何らかの原因で肩関節を上にあげる時に肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)や腱板などの動きが障害されると骨頭の動きが制限されて痛みを生じ、関節包の縮小を起こすことが肩関節周囲炎の病態と考えられています。
肩の冷えが五十肩(四十肩)を引き起こす原因になりやすい
とくに夏では室内が冷房でガンガンに冷えていたり、薄着でいることが多くなり冬よりも肩が冷えやすい環境にあります、このために五十肩(四十肩)は冬よりもとくに夏場に発症しやすくなっています。
室内の冷房などにより肩が冷えると言うことは、血行が悪くなってしまいます。その様な状態で長時間過ごして高い所の物を取ろうとしたりして、
上に手を伸ばしたりするような普段ではあまりしない動作をすると肩の関節に負担がかかり肩関節に炎症を引き起こしやすくなります。
肩まわりの運動不足が五十肩(四十肩)を引き起こす原因になる
それから肩の冷えと並んで五十肩(四十肩)を引き起こす事が多い原因となっているのが肩まわりの運動不足によるものです。
現代では、生活のほとんどが家電化されて、家にいても楽になってきていいます。一昔前なら、家の仕事をするにも肩を使う様な事がたくさんありましたが、
近年では、洗濯するにも洗濯機など全自動でやってくれますし、部屋の電気やテレビ等もリモコンが付いていて動かなくてもいろんな操作が出来てしまい生活が楽になってきました。
それにともない、体を動かすことが少なくなり肩を動かしたりする運動の機会がめっきり減ってしまいました。
私たちの生活が便利になっていくと腕を後ろに回したりする動作や、肩を垂直に上げたりするなどの肩を大きく動かす様なことがあまり必要ではなくなってきます。
この様に肩を動かす事が少なくなってくると、運動不足により肩の関節は硬くなってしまいます。その様な時に急に重いものを持ち上げる等の動作をした時に関節炎を引き起こす事が多いのです。
横向きで寝ることで五十肩(四十肩)を引き起こす原因になる
寝方にも四十肩、五十肩が関係していると言われます。仰向けで寝ていれば問題ないのですが、
横向きで寝て、しかもいつも同じ向きで寝てしまう。そういう方も多いのではないでしょうか?
そうすると、下になっている方の肩が常に圧迫され、血行が悪くなり、それが原因で四十肩、五十肩に発展してしまう可能性もあります。
もしお心当たりのある方は、寝方にも注意してくださいね。
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