肩が前に出ている人は肩をほぐしても改善しない理由
肩こりで来院される患者さんの2~3人に1人は肩が少し前に入っています。
いわゆる猫背と言われている人も、ほとんどの人が肩が少し前に入っています。肩を触って見て、明らかに前方に入っていれば要注意です。
これを巻き肩とも言いますが、原因としては、パソコンの作業を頻繁にしていたり、背中が常に丸まっていたり、こういった場合、肩が前方に入っていきます。
そして、巻き肩の人のほとんどが肩こりを感じています。
ではこういった人の肩や肩甲骨をマッサージして、良くなるでしょうか?
実は改善するのは難しいんです。
なぜか?
それは、原因が肩や背中にもありますが、体の前方にもあるからです。
肩が前に入るということは、簡単に言うと、前側の筋肉が縮んで肩を前方に引っ張っているからなのです。
例えば主な筋肉としては、大胸筋、小胸筋という胸の筋肉です。さらに肋骨や肋骨の間を通っている肋間筋なども関係します。さらに腹筋なども硬く縮んでいるケースが多く見られます。
肩こりの方でも、よっぽどひどくなければ、胸に痛みを感じる方は少なく、実際に痛みやコリを感じるのは、後ろ側が多いのです。
そういった巻き肩の方が、マッサージに行って、いくら背中や肩や首を揉んでもらっても原因になっている前側の筋肉が緩まないと、この巻き肩は改善していきません。
ですから、巻き肩の方は、通常のマッサージでは効果がないんです。あえて行うのであれば、手や腕、胸のストレッチなどをすると少しずつ巻き肩は改善していきます。
当院では、もちろん体の後面だけ調整するといったことはありません。全身の調整を行いますのでご安心ください。
みやびカイロプラクティック療院
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