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肩こりと歯の接触の関係

皆さんは今、口を閉じてこの文章を読んでいると思いますが、上と下の奥歯は触れていますか?

もし触れているのであれば、問題が起こる可能性があります。

実は本来、奥歯は触れていない状態が普通なのです。つまり奥歯が重なるのは食事をする時と話をする時くらいで、それ以外のときは基本的に奥歯同士は触れていません。

ところが、ストレスや癖などで奥歯が常に触れている場合、アゴの筋肉に相当な負担がかかってしまいます。

試しにアゴに軽く指先を触れ、上下の奥歯を重ねてみてください。ほんの少し触れているだけでも筋肉が緊張するのがわかりますよね。

つまり別に力を入れているつもりはなくても、奥歯が触れているだけでも、アゴは常に緊張している状態になります。

すると、口を閉じたり開けたりする筋肉のバランスがおかしくなってしまい、いわゆる顎関節症になる可能性が高くなってしまいます。

顎関節症になると、そのアゴの筋肉の緊張が頭に伝われば頭痛になり、首の痛みやこりにつながり、肩こりの原因になってしまうのです。

このような症状の対処法は、とにかく常に意識することです。

何かに集中すると、噛み締める癖が出る人もいますが、例えばパソコンで作業する人であれば、モニターのところに、「奥歯を重ねない」などポストイットなど貼って、常にわかるようにするのも一つの方法かもしれません。

夜の歯ぎしりや、噛み締めなどは、寝ているので意識するのは難しいですが、日中は意識することで改善することが可能ですので、是非頑張ってやってみてください。

また当院では顎関節症に対する施術も行なっておりますので、アゴが痛む、音がなる、常に緊張しているなどあれば、是非一度ご相談くださいね。

 

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