右膝の痛み、右半身全般に気になる60代女性
今回は右膝の痛みと右半身全般に気になっているという60代女性の症例をご紹介いたします。
この方は山登りが趣味で、この3年ほど前から山登りに毎週行かれているということでした。
そして1年ほど前から右膝の痛みが出てきて、痛みが出ては治っての繰り返しだったそうです。
ところが、ここ最近また右膝が痛み出し、歩いている時、特に山を下る時に痛みを強く感じるようになりました。
そして来院される当日には、朝おきた時から強く痛みを感じておられました。
また右側の頭痛があったり、右肩の痛み、右肩甲骨、右腕など全ての症状が右に出ているという状態でした。
お体の検査で、まずは左肩が右肩より背骨をみると、軽い側湾があり、胸椎部分は右に側湾しており、右側の筋肉が盛り上がり、腰椎部分は逆に左に側湾しており、左側の筋肉が盛り上がっていました。
骨盤に関しては、まず左臀部が右より盛り上がりがあり、歪みがみられました。
頚椎もねじれの傾向があり、全体的にお体の歪みが強いと判断しました。
施術はまず座位から背骨の調整、肩甲骨周りの調整、体のねじれの調整を行い、腕の上がりが改善しました。
うつ伏せの状態で、股関節、骨盤周りの調整、仰向けで足首、股関節、骨盤、腕、首の調整を行いました。
初回の施術で、右膝の痛みが消失、右腕の違和感も消失、右の頭痛は施術後はいったん無くなっていましたが、4日後に1回ありました。
その後数回施術を行いましたが、右膝の痛みはその後全く出ず、頭痛はたまに少し出る程度で、気にならなくなったとのことでした。
首や肩甲骨は少し違和感が残るものの、日に日に気にならなくなって1ヶ月後には全ての症状が出なくなりました。
今も週に2回くらいのペースで山登りされているようですが、特に問題もなく快適にお過ごしになられているようです。
今回の患者さんはおそらく元々側湾があり、それも影響して体の右半分にいろんな症状が出ていました。
側湾があると、ない方と比べるとやはり、いろいろ症状が出てくるケースが多いのですが、そういった場合でもきちんとお体の調整をしてあげることで、体は随分と楽になってきます。
同様に体の片側が主に気になるという方も是非ご相談してみてください。