膝を曲げると痛みが出る50代女性
こちらでは当院にお越しいただいた方の症例をお伝えしています。
今回は左膝の痛みがあり、特に曲げたとき、歩き続けたとき、階段を下りるときに痛みが強く出るという50代女性の症例です。
痛みが出始めたのは半年くらい前で、当初は長時間歩いた時に膝が痛くなるのを感じていましたが、数日経てば痛みも引いていたので、特に気にされていませんでした。
ところが、徐々に痛みが発生する頻度が増えてきたので、ご近所の整形外科でレントゲンを撮られましたが、特に骨には問題がないという結果で、とりあえず痛み止めとシップを処方されたそうです。
しかしその後も痛みは出てきたため、今度は知り合いの方に紹介された鍼灸院に行かれたのですが、何度か通って、一時的には良くなる気がしたそうですが、やはり歩いたり、正座のような姿勢をとると痛みが強く出るのは変わりませんでした。
そこで整体ではどうだろうか?と調べて当院をお知りになり、ご来院されました。
まずレントゲンで膝に異常がないというのは、非常によくあるケースです。
膝痛の初期段階では膝の関節に問題が起こるよりも、周りの筋肉に問題が起こっていることがほとんどなので、レントゲンでは全く問題は出てきません。
そしてもう一つは、膝は足首と股関節の中間地点なので、足首や股関節の問題が影響することがほとんどです。
今回もこの方の姿勢を確認したところ、大きく骨盤のねじれが起こっていることがわかりました。骨盤のねじれによって、股関節に影響を及ぼし、それが間接的に膝に影響していました。
つまりこういったケースの場合は、骨盤など、体のゆがみを取っていってあげるだけでも膝の痛みは取れていきます。
この方の場合も骨盤および、全身のゆがみを取り、さらに膝関節の調整を行うことで、1回目の施術で、膝の曲がりが悪かったのが、7割ほど改善し、曲げたときの痛みもかなり軽減しました。
その後4日後にご来院された際には、歩いた時には痛みを感じることもなく、日常生活ではほとんど気にならなくなったそうです。
ただ膝を曲げると、やはりまだ少し曲がりにくさがあったため、その後3回の施術を行い、痛みは出なくなり、同時に骨盤のゆがみも随分取れました。
またご本人的には、さほど気にされていなかった慢性的な腰痛も、気づいたら感じなくなったと喜んでいただきました。
このように膝の痛みは、膝だけをマッサージしたり、鍼を打っても一時しのぎにしかなりません。全体のバランスを整えたうえで、膝自体の調整をすることで、痛みが取れることがほとんどです。
もちろん膝が痛くなって何年も放置すれば、いずれは膝の軟骨がすり減り、整体でも改善に治すのが難しい状態になることもあります。
ただし初期段階であれば、きちんと対処すれば、しっかり改善出来ますので、だましだましされている方も悪化してしまう前に、是非一度、当院にご相談ください。