顎関節症でお悩みの20代女性
今回は口が大きく開かない、また開ける時に、片側にあごが大きくずれる、音が鳴るといった症状が7年以上前から続いている20代の女性の症例をご紹介します。
もう7年以上顎関節症の状態で、実際に口を開けてもらうと、指2本分くらいしか開かず、しかも開けた際に片側に大きくずれる状態でした。
口元の高さも最近気になっているようで、前から見ると左口元が少し高くなっていました。
明らかに顎関節に問題が起こっている状態で、大きく開けた際に痛みも感じるとのことでした。
それ以外の気になるところとしては、O脚が強めに起こっていて、膝の高さが左右で少し違うなどありました。
首や肩に関しては、あまり自覚はないようですが、マッサージなどに行かれると、いつも凝っていると言われるそうです。
姿勢の検査をすると、まず腰骨の位置が左右で1.5㎝違いました。これは明らかに骨盤の歪みがみられました。
お尻の高さも左右で違い、お尻の下のくびれのラインも左はくびれがあるのに対して、右はくびれがない状態でした。
骨盤は前後の歪みや左右の捻じれなどもありました。
施術は顎周りだけではなく、全身に行いました。足の指から足首の調整、
腓骨、股関節の調整を行います。関節だけではなく、筋肉、神経へのアプローチも行いました。
またカイロプラクティックによる骨盤調整、首の矯正、顎の調整も行います。
肩周りは肩甲骨はがしを始め、動きを改善させるために肩回りの筋肉を調整していきます。
顎は外からの関節矯正だけでなく、顎関節に関係する筋肉を緩めたり、ゴム手袋をはめて、口の中から歪みをとる調整も行いました。
顎の改善に関しては、まず首の矯正をしただけで、少し顎の動きが良くなり、最後に手を入れて調整することで、かなり口が開けやすくなりました。
開ける際に横にずれていた顎もある程度まっすぐに開くようになりました。
また2本指くらい開けられる状態だったのが、3本以上開けられるようになりました。
ご本人も長年にわたって、顎関節の問題を抱えていらっしゃったので、1回目で、ここまでの改善があったことに大変驚かれておりました。
2回目は4日後に来られましたが、音はするものの、開きやすくなって、楽になられたとのことでした。
しばらく通院することで、更に安定的に改善させていく予定です。
このように、長年顎関節症で苦しまれている方も、改善していく可能性も高いので、是非同じような女屋井を持つ方は是非一度ご相談ください。