首・肩・腰の痛みに悩む50代女性
今回は首・肩・腰の痛みに悩む50代女性の症例をご紹介いたします。
ご来院される6日前に首を寝違えてしまい、右に向けない状態になったそうです。すぐに整形外科に行って痛み止めをもらいましたが、状態はさほど改善しないままで、当院にご来院されました。
症状としては、首の痛み、ストレートネック(整形外科で言われた)、肩は慢性的に凝っていて、肩から肩甲骨にかけて長い間辛いようでした。
腰に関しては普段は大丈夫でしたが、今回首を痛めてから痛みを感じるようになったようでした。
また整形外科に行った際に、背骨が曲がっている(側弯)と言われたそうです。
あごの調子も良くはないようで、奥歯が折れたため今は片噛みしているとのことでした。
普段の運動量を聞くと、ほぼゼロということで、体は全体的に硬さを感じました。
姿勢検査をしたところ、左肩が右肩よりも2cm高く、腰骨が左の方が右よりも2cm高くなっていました。これより骨盤のゆがみが強く出ていることがわかりました。
背骨を見ると、背中のあたりは左が盛り上がり、腰のあたりは右が盛り上がった状態で、側弯が起こっていました。
施術は座位から行い、まずは背骨を緩め、肩甲骨はがし、背中の調整、立位になり、手首から腕の調整、大胸筋の調整を行い、肩の可動域が広がり、大胸筋の痛みが無くなりました。
うつ伏せで骨盤、股関節の調整、横向きで骨盤のカイロプラクティックによる矯正。
仰向けで足首、股関節、骨盤のねじれの調整など行い、最後に肩回り、肩甲骨、肋骨の調整、鎖骨の調整、首はカイロプラクティックによる矯正を行っていきました。
施術後、肩や腰の凝りは軽減し、首の可動域も改善しました。
1週間後2度目の来院では、首以外は全く問題ない状態になりました。
前回と同様の施術に加えて、鎖骨の調整を細かく行い、更に大きく改善。
3回目は2週間後で、首の問題はほぼ改善し、それ以外の部位も問題ない状態で維持していきました。
この頃になると、背骨の側弯も8割改善、また腰骨の高さもほぼそろうようになりました。
現在も2週間に1度のペースでメンテナンスをされていますが、毎回特に問題なく快適に過ごされているとのことです。
この方は寝違えがきっかけでご来院されましたが、長い間側弯が影響して慢性的な肩こりがありました。
側弯が改善していくにつれ、肩こりもほぼ感じなくなって喜んでいただきました。
同様に揉んでもなかなか改善しない場合は、肩だけの問題ではなく、体全体のゆがみの問題が潜んでいることが多くありますので、
マッサージしても改善しないという方は是非一度ご相談ください。