緊張性頭痛でお悩みの患者様(2例)

今回は緊張性頭痛を訴えてお越しいただいた患者様を2例ご紹介いたします。

まずお一人目は、30代後半の男性で、普段から慢性的な肩こりを感じられているのですが、

特に10日前から、右の後頭部の頭痛が毎日出ていて、普段であれば、放っておけば楽になっていたのに、今回は10日間も頭痛が続いている状況で、あまりにもツライということでご来院されました。

整体などの経験としては、10年ほど前にスポーツ整体などはされていたようですが、最近は特に何もされていなかったようです。

また腰痛などはたまにある程度で、特には気にされないレベルだということでした。

体を検査、そして施術していくと一番気になったのは、骨盤のねじれでした。骨盤が大きくねじれており、うつ伏せで膝を90度に曲げて、両足を開いていくと、明らかに左右の倒れ方の差が見られました。

同時に首の上部の骨(上部頚椎)にも強いねじれが起こっており、首と骨盤がそれぞれねじれることにより、体全体のねじれが発生していることが判明しました。

これはよくあることですが、普段から腰痛はそれほど気にしないために、例えば座る時の姿勢を気にせず、悪くなることがあります。一番多いのが、足を組むということです。そうすると体はどんどん捻れを起こします。

骨盤がねじれると、今度はそれを補正するために、上部の首の骨が捻れを起こして、全体としてバランスを保とうとします。

簡単に言うと、体全体がねじれてしまっている状態でした。

そこで首の調整とともに、骨盤のねじれも調整し、全体のねじれを取っていきました。その上で足首、股関節、肩甲骨の調整を行い、施術後には体全体の筋肉は緩み、首や肩も最初と比べると、見違えるように柔らかくなりました。

その間に筋肉は一切ほぐしてはいませんし、いわゆる肩の筋肉を押したり揉んだりはせずに、緩めることが出来ました。

頭痛もその場でほぼ取れて、その後楽な状態が続いているということです。

そして、その男性の奥様が、全く同じ症状、つまり緊張性の頭痛でご来院されました。

奥様の場合は、特に左側の首から肩にかけて凝りが、慢性的に起こっており、たまに頭痛も出るようでしたが、3日前から特に左側後頭部の頭痛がひどくなり、ご主人様のご紹介で来院されました。

奥様の方は、かなり慢性化しており、骨盤の歪みも強く、背骨全体が軽く曲がっていて、いわゆる側湾(そくわん)状態でした。

ご主人様と同様に、骨盤の歪みを正して、首の調整、全体のバランスをとっていくことで、1回の施術でも背骨がある程度真っ直ぐに戻り、頭痛も取れました。

このように緊張性頭痛の場合、主に後頭部に痛みが出るのですが、その際に首や肩コリがひどくなると、頭痛が起こりやすいという方は、この緊張性頭痛の可能性が高いため、薬でどうにかしたとしても、根本的に改善させていかなければ、なかなか楽にならない場合も多いです。

このような症状でお困りの方は是非、当院にご相談ください。きっと楽になられると思います。

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