健康診断で側弯症と診断されたら？

当院にもこのようなことを訴えて来られる患者さんが結構いらっしゃいます。

今までの健康診断では、何も言われなかったのに、今回初めて「少し背骨がゆがんでいる（側弯している）」との診断。

びっくりしますよね。急に背骨が曲がってきたと言われると。でも心配しないでください。

これは何か突然変異で背骨が曲がったり、病気になって曲がったり、老化が原因で曲がったりという可能性はほとんどありません。

主に側弯症（そくわんしょう）と言われる、背骨がゆがんでしまっている状態には2種類あります。

ひとつは、小学生や中学生頃に急に起こり始める「若年性特発性側弯症」と言われるものです。

これは残念ながら、未だにはっきりした原因がわからず、病院でも経過観察をして必要であれば、コルセットなどを使って悪化を防ぐというものです。

ただ今回の例のように、成人してから起こる背骨のゆがみ（側弯症）は、たいてい「機能性側弯症」と言って、首や骨盤などの歪みが影響して起こる側湾なのです。

したがって、このような患者さんの場合は、きちんと体の歪みを矯正すれば、いとも簡単に背骨は真っ直ぐに戻ります。

ただし、側弯の状態を長期間放置してしまうと、戻すにも時間がかかってしまいますので、健康診断で側弯（背骨が曲がっている）と言われた方は、お早めに対処されることをおすすめいたします。

もちろん当院でも対応出来ますので、お気軽にご相談くださいね。

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